2022年全国旅行支援は2度目の利用、長年気になっていた念願の黒川温泉に訪れることができました。立ち寄り湯として湯巡りした4つの温泉、泊まった宿、そして黒川温泉までの羽田からのアクセスを紹介します。
黒川温泉では到着日と翌日で4箇所の温泉を、立ち寄り湯として訪問しました。
- 樹やしき(1日目夕方)
- 山みず木(2日目午前中)
- 神明館(2日目午後)
- いこい旅館(2日目午後)
羽田から到着した後、バスで黒川温泉に向かい、まずはバス停からすぐの本日のお宿、夢龍胆 (ゆめりんどう)へチェックイン。すでにチェックイン可能時間だったためお部屋にご案内いただき荷物を置いて少し一休みしてから早速立ち寄り湯に向かいます。
黒川温泉は20個強の温泉宿が密集した温泉街、遠いところだと中心地から20分以上かかるところもありますが、どれも徒歩圏内に温泉宿が点在します。私たちの宿は中心地から少し東寄り、今日と明日でどこをどのように攻めるか、宿にあった地図やパンフレットを見合わせなんとなくプランを立てます。
当日は既に4時近い時間帯だったこともあり、1つどこかに行こうということで宿と同じ東側エリア、山みず木を目的地として湯巡り1つ目に向け出発!宿からは徒歩20分弱さらに東に行った場所に離れているので、本日はこちら、明日は中心エリアで行けたらいいねといった考えです。
さて、山の自然の中を歩くこと20分弱、途中車に何度か抜かれ、乗せて欲しい、とちょうど疲れてきていたところでやっと目的地に到着、宿のおじさんと見られる方から立ち寄りですか?と声をかけられます。はい!と返事をすると、
「今日はもう閉まっているよ〜」
とサインボードの時間をさされ、、、かなり前の時間にもう立ち寄り湯の受付は終了していたようです。
よく見てなかったのでパンフレットでは気づかなかったんだなと思いましたが、実際はどうもコロナ禍でしばらく早めに閉まっているようです。コロナ禍、公式情報通りでないことも多いので旅行は特に要注意ですね。来た道を戻り、幸いもう一つ通りがかりに見かけていた立ち寄り湯へと目的地変更で樹やしきに来ました。
樹やしき 満天の湯
樹やしきで立ち寄り可能な湯の名前は「満天の湯」、こちらは露天で綺麗な空、星が見れるのが特長のようです。でも私たちは山の中を徒歩移動でしたので、明るい時間に来ることができて良かったです。日が落ちるには少し早い時間、星は見えませんでしたが、夜に入ったら星を見上げながらほんとに気持ちが良いだろうなという印象でした。ゆったりと人も少なくのんびりできました。フライトとバスの移動疲れも癒されます。
満天の湯は夜に車で来るのも良いかもしれないです。山道なので暗い中歩くのは不安そうです。遅めの時間まで立ち寄りでも受け付けていそうでした。
さて、お宿に戻って今夜はお部屋でのお食事とくつろぎ時間を満喫するのみです。
山みずき 森の湯 - 広々と川を見ながらの露天風呂
翌朝、宿のチェックアウトを済ませ、荷物を預けて向かった先は昨日のリベンジ「山みず木」。この日は12月ですが上着を途中しまうぐらい日が出ていると暖かかったです。20分弱のいい散歩、朝から豪華な朝ごはん直後でちょうど良い運動です。
到着したタイミングで海外からのグループ客が来て重なってしまいましたので、脱衣所や内風呂にちょうど人が集中してしまいましたが、キャパ的には広め、洗い場も曖昧な記憶ですが10個くらいはあったように思いますし、脱衣所の荷物置き場はさらにたくさんありました。室内に一つあった湯は5人も入ると近さを感じますが、外の露天風呂がほんとうに広々です。
「見渡しさいこー」
川の上の岩場に温泉があるようなイメージで広々と空間をとってお湯に浸かってゆっくりできますし、そこから見下ろす川の流れと広がる山の景色を眺めながらぼーっとできます。おすすめです。
新明館 洞窟風呂
こちらはどうもとても有名のようです。秘湯を守る会という会に所属しているとのことで、必ず行きたいこの日のマストスポットとなっていました。
入湯手形最後の3個目のスタンプが押されます。洞窟ということで、どきどきワクワク度も高まります。お手洗いは館内なので、先に済ませておきました。
2つ脱居用の場所がありますが、どちらを利用しても洞窟温泉は繋がっているので大丈夫。一人だとどきどきする感じの、本当に洞穴に温泉があり、昼間でも照明を頼りに暗い洞窟内を進んでいくことになります。湯気が立ち込めているので少し怖さもある冒険のような体験です。
巨大スペースではありませんので、他のお客様とすれ違いできる場所は限られています。譲り合いながら進んで場所を変えたり、止まって湯船をゆっくり満喫したりと洞窟風呂を楽しみます。
人数をある程度制限しているようで、後から来たカップルは約1時間後の時間を指定されていました。タイミングによってはすぐ入れないこともありそう。時間に余裕をみて訪れた方が良さそうです。洗い場はなく石鹸などの利用も不可です。
黒川温泉に来たらぜひ来て欲しい、思い出に残る場所でした。
いこい旅館 立ち湯
こちらは新明館からすぐで、中心地の一角にあります。宿の周りもいろり、足湯のスペースがあったり、温泉卵を売っていたりと風情があって可愛らしいです。手形は3つ利用済みなので最後の立ち寄りとなるこちらは個別に料金を支払います。
そしてこちらの目玉は立ち湯です。子供は入れない、本当にしっかりと深さのある温泉で、丸太の支えを頼りに立ち湯を楽しみます。黒川温泉どこのお湯の温度は高めなので、それが肩の上まですっぽりと浸かっていると本当にすぐにのぼせてしまいそうで要注意です。
もう一つあるお風呂は露天で滝湯も楽しめます。美人の湯とのこと、美人になれるお湯だそうです。美人の湯の入浴剤もお土産で売っていたのでいくつか友人用に買いました。楽しいお湯の一つでした。
黒川温泉のお宿は夢龍胆(ユメリンドウ)、 特別室「りんどう」でお部屋で料理を楽しむ
熊本旅行一泊目の旅館、夢りんどうをご紹介♪
JALの全国旅行支援を使えるお宿ということで、JALの全国旅行支援特設サイトで黒川温泉エリアで数少ない候補にあった宿でした。特に紹介してもらったわけでも、ガイドで見て知っていたわけでもなく、候補の中から良さそうなところでチェックしていたところでした。熊本の旅行支援受付が一次締め切っていたのでしが、再開の予告のタイミングに見るとちょうど空きが!急いで予約した宿だったのですが、これがなんと素敵な宿の特別室でした。豪華なお部屋です。
(旅行支援、自治体単位、旅行会社単位で予約枠がある都合、予測の難しいタイミングで締め切ったり解放したりとするものでした。)
特別室りんどう、部屋に入ると入り口からベッドルームと和室の居室エリアが左右に広がります。ベッドルームは床暖房でベッドが二つ、洗面台二つ、お手洗いも二つです。洗面台とは別に化粧台もそれぞれの部屋にあります。居室に布団を用意してくれるのであれば二組の大人4人でもゆったりと泊まれるのではないかという広々な空間です。
宿でいただいたパンフレットを見て、ここで初めて特別室であることを知りました。
「納得でございます。。」
こんな贅沢な空間を二人占めさせてもらえるなんて、これで喜ばない人はいないでしょう。
一年の疲れを癒す12月の旅行に嬉しいお部屋でした。
夜のお食事は部屋でいただけました。旬の野菜に魚にお肉にと、次々と運ばれるお料理は大満足の味と量、人によっては最後かなり苦しいボリュームと思います。食後少し休んでから初日の締めはお宿のお風呂にも行きました。
お部屋もよかったですが、宿のみなさまあったかい優しい方々でした。チェックインのご対応をいただく方、入り口、車寄せ付近にいる方、お荷物を管理いただく方、みんな優しい柔らかい雰囲気の方で冗談なども言っていただけるようなおじさまがたや若い方、女性の方々もおっとりとした優しい方ばかりでした。
この日、旅行支援であることがうまく伝わってなかったようで、確認したらすぐに旅行会社側に確認していただけました。結果、適用でしたと、旅行会社からの連絡不備が理由のはずですがお詫びいただき、すぐに手続きを済ませ、旅行クーポンをいただけました。
東京(羽田)から黒川温泉までのアクセス
黒川温泉、場所が行きにくそうで予定を組むのにハードルが上がってしまう場所なのではないでしょうか。私たちは以下の通り全て公共の交通機関で移動しました。当日は特に不自由なく、朝も余裕があり、レンタカーしない方には特におすすめできる行き方だったと思います。
- 9:55 AM: 飛行機(JAL627)from 羽田空港 to 熊本空港 (1時間55分)
- 13:09 PM: リムジンバス from 熊本空港 to 黒川温泉 (2時間)
羽田から熊本は飛行機で1時間55分、その後熊本空港からリムジンバスで黒川温泉行きが出ており、こちらも乗車時間は約2時間です。チェックインの頃につけるようにか、13時に熊本空港発で15時ちょうどに黒川温泉前のバス停に着くようなスケジュールです。宿はそこから徒歩で1分ほどですぐでした。
飛行機が少し遅れたので、フライト到着からバスまで1時間の余裕を見ていて良かったです。ランチを空港で軽く取れればとの期待も叶い、空港にあったフードコードで熊本ラーメンをそこまで急がず堪能する余裕もありました。
バス乗り場は発着場のサインが空港内わかりやすくあるので迷わないと思います。バス停の番号は確認しましょう。
空港から黒川温泉のリムジンバスの予約方法
バスの予約がややトリッキーで情報を探すのがわかりにくかったです。二人がかりでネット上をいろいろ検索しました。黒川温泉のサイトからは熊本空港からの行き方が載ってなく、熊本空港のサイトから情報を見つけ、外部リンクで九州横断バスのリンクへ遷移しそこから購入ページを見つけたように思います。ページから事前予約しましたが、当日そのままバスで払っている人もいたようです。
平日だったのもありそうですが席は余裕がありました。
熊本空港ホームページ > 交通アクセス > 目的地:阿蘇方面・黒川温泉、九州横断バスのリンク>フッターにある「予約」アイコンをクリック
すると予約情報詳細が表示され、WEB予約のページの記載もあります。(なぜフッターに重要情報のアイコンが並ぶのかと思わせるページ構成、、、)
なお、大分空港からや九州内の各地からのアクセスについては黒川温泉のホームページに記載がありました。経由地によってベストな行き方は異なるかと思います。
熊本、黒川温泉観光でレンタカーは必要か?
レンタカーなしで正解でした!
国内旅行は何かと車があったほうが便利なことが多いので、レンタカーは必要か?と最初考えましたが、なしで良かったと思います。
むしろ、借りたり返したりの配慮なしに、身軽に行動できたと思います。
リムジンバスは本数がかなり限られているものの時間としてはフライトに合わせたちょうど良い時間でありましたし、私たちは黒川温泉、白川温泉エリアそれぞれで計二泊した後、熊本市内に移動し一泊する予定もありました。それも黒川温泉から熊本市内行きのバスが、宿をチェックアウトした後ちょうど良い時間帯にありました。
黒川温泉から2日目の白川温泉の宿、華匠庵へは、宿からのご好意で送迎タクシーを手配いただきました。黒川温泉、白川温泉は隣に位置し、車だとすぐ、歩いてはいけない距離です。
2泊目の白川温泉の宿、華匠庵での滞在について、および、3日目の市内へ移動しての熊本城観光についてはまた別でレビューします。
>>白川温泉 華匠庵のレビュー