全国旅行支援割引も始まりましたね。今年はなかなか忙しい一年でしたが、手がけていた仕事が少しひと段落しまして、札幌７泊の旅をしてきました。といっても半分はリモートワークで仕事の日々です。
さて、到着翌日の朝は、ホテルから１０分ちょっとの評価の高いカフェでソイラテを頼みました。が、期待値が高すぎたせいか不完全燃焼です。翌日の仕事はオフの日には他に挑戦と、訪れたお店が丸美珈琲店 大通公園本店です。このたまたまの訪問がきっかけでそれ以降、残す旅の日程、なんと毎日丸美珈琲店に訪れることになりました。
昔から珈琲がとても好きで、在宅勤務になってからは自宅でも豆から挽いて入れるようになりました。シティローストくらいの少し苦味の強めのものが好きで、ただ、フレンチローストまでしっかりしてしまったり、香ばしぎるようなスモーキーすぎるようなものは苦手で、色々試すもピンポイントで好みを伝えられないのですが、お店でコロンビアを頼むとハズレが少ないように思っていました。
この日は、通された一名がけ席が複数並ぶ外の通りが眺められる窓寄りの席に着席。天井の高い店内で程よく席同士の距離も取られ、流れるジャズも良い空間を演出しています。たくさん並ぶ珈琲の種類ですが、今日は昨日のリベンジ、好みのコーヒーに当たると良いなとコロンビアのドリップコーヒーを選びます。
マグカップで提供されたこちらのコーヒー、
一口飲んで、美味しい！！と、コーヒーを美味しく感じることはしょっちゅう飲むたびにあるのですが、お店で声に出そうになってしまったのはもしかしたら初めてかもしれません。本当に美味しかったです。
私がこの日メニューから選んだのは「コロンビア バーガル農園 ウォッシュド」、中深煎りのシングルオリジンコーヒーです。価格は605円と都内の高い値段設定に慣れた私にとってはとても良心的に感じます。コンビニで100円でもそれなりに美味しいコーヒーが買える時代に全く安くはないのですが、都内のスペシャルコーヒーをうたうお店の強気な値段設定から比べるとすごく嬉しく感じます。
そして何よりこの一口目の感動の出会い。ハマって毎日来てしまいました。翌日以降は、別の豆のもので試してみました。あと、ドリップバッグが一つから買え、「丸美ブレンド」を購入してみて朝一でお店に買いに行けない日にはホテルでこちらを淹れてみました。こちらも美味しい！少しミルクを足しましたが、このミルクは地下街でポップアップ店で販売していた北海道のどこかのエリアからの新鮮なもの。それもあいまりとても美味しかったです。
店舗はこの最初に訪れた大通り本店以外にも、テイクアウトメインのスタンド店が地下街にもあり、そちらで飲んだラテもほんとに美味しかったです。
ラテのエスプレッソの豆は浅煎りの豆と深入りのもの二種類から選べ、深煎りはコロンビアとのことでこちらに即決。ラテでもしっかりと苦味を感じて美味しかったです。ミルクも濃厚で帰宅のフライトの朝にも訪問して同じラテをオーダーした際に、メニューをよく読むと北海道産の牛乳を使用とのことです。豆だけでなくミルクにまでこだわったラテでした。
淹れてくれた店員さんと一言二言話す流れとなったので、朝の貴重な一杯楽しみにきましたとお声がけしたら、それに答えますねと最終日も美味しい一杯を作っていただけました。ミルクのフォーム加減も絶妙です！
別の中島公園店にも旅行中に行きました。ハマりすぎなことが伝わってしまいますね。こちらは大通り店より大きなテーブルが複数並び、数人でいくにはこちらの方が良いかもしれません。大通り店の方が一人や二人向けの席が多いです。ただ、こちらの店舗の方は大通り店のようなテーブルオーダーではなく、席も自由に選んで座り、カウンターで頼んだ後は自席で放っておかれるスタイルなので、好きな席で作業したりはこちらの方が向いているのかもしれません。ノートパソコンを開いて作業している方もいました。
お店の雰囲気に違いはありますがどちらのお店もお喋りも静かな時間を楽しむことも歓迎されている印象です。
またテイクアウトメインのお店含め、どの店舗も珈琲について丁寧に説明してくれ、迷っていると声をかけてくれますし、好みを曖昧に伝えても、メニューから好みに合わせたものをガイドいただけます。
東京に戻る前日には、豆を買って行こうか本当に悩みました。豆は200グラムで2000円弱といいお値段。先日コロンビアスプレモの豆を別のオンラインサイトで買ってしまったものがストックになかったら絶対に購入していたと思うけれど、止めておきました。ここで思い切って買えないところが自分らしいなとも感じたり。お土産に丸美ブレンドのドリップバッグを数個購入し、自分用と珈琲好きな友人たち用に購入するだけにとどめました。
この喫茶店との出会いにて、札幌にまた行きたい度がとてもあがってしまいました。東京にもお店があるといいなと考えましたが、再現するとなると値段も異なるでしょうし、立地に応じて客層も異なるでしょうし、札幌にあるからこそこの感動に出会えたのかもしれないな、と思いを巡らせます。東京にもいいカフェはたくさんあるけれども。
東京へ帰ってきてから北海道が旅行支援対象として再開といった通知が目に入り、また札幌のプランを検索してしまうも流石にしばらくお預けです。また行けたら必ず訪問する店になることでしょう。間違いなく今回の旅のハイライトのひとつになりました。
